Thursday, October 03, 2013

七年越しの

2006年02月に撮った写真。

slow flake2

同じく2006年02月に。

slow flake1



「はっきりしたものが」「ぼやけて見える」もの
を、どうやったら出来るか考えながら、
木の枠にガラス(と真鍮)を鑞で閉じ込めてみた。

第一印象、
「ん、まずはこんなもんかな。今後の工夫に期待しましょう」
…という感じだったかな。
七年前の事ゆえ、おぼろげだ。

その、「今後の工夫」にも関わる、耐久テストをしましょうね。
思いかえすに、これが余計だった。

蝋燭を削って湯煎でとかして木枠に流して…
思ったよりも、鑞は速く固化する。
それで済ましておけばよかった。


耐久テストとして、二月の屋外に放置してみた。

何を考えていたんだろう。
雨風に耐える必要をこれに望むだなんて。

雪の下にのぞくフレームは綺麗だったけれども。


春にはもちろん、木とガラスと鑞はバラバラになって、

この件はなかったことに。

その後…てぬぐいを刷りだしたんだったっけ。
はて。

この九月、出会い頭的にアンコスティックという技法を知った。

おお、あの時はいいとこまで行ってたのかも。

でもあの春に、自分の内で済んでしまっている。


さて今また、ぼやかしたいなあ。
どうするどうする。
ああして、こうしてそれで…

で、先週、このようなものをつくった。


paper tree

七年前のよりも、耐久力はあります。
もう屋外放置はしません。

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